Interview 2025.01.08
さまざまな「Beyond」を叶える新部署
『Cloud Native Unit』、始動
株式会社SI&Cで新たに誕生する『Cloud Native Unit』を牽引する春日重俊。長くソフトウェア開発を通じてクライアントの課題解決に従事し、直近ではSaaSによるビジネスチャットを産業界に普及させていく技術責任者を担当するなど、これまで多様なプロジェクトを率いてきました。また役員としても経営目線で技術開発を手がけるなどさまざまなキャリアを経て、今年10月より新たな挑戦としてSI&Cに入社しました。そんな多彩な経歴を有する春日に、これまでの歩みについて、また「Cloud Unit Native」をはじめ、これからの展望について聞きました!
目次
ソフトウェア開発のプロフェッショナルとしてのスタート
―ソフトウェア開発はいつ頃から手がけるようになったのですか?
実は大学は文系で、会計学を専攻していました。自分のキャリアプランを考えた時に、「会計」と「英語」、そして「IT」という3つのキーワードがありました。その3つのキーワードを掛け合わせた仕事をしていきたいと考えて、新卒で入社した会社では大手企業の会計ERPシステムを手がけました。いわゆるヒト・モノ・カネの流れを的確に把握・コントロールするためのシステムで、顧客とコミュニケーションを図りながら、川上から川下まで幅広く携わることができそれが礎となっています。
―その後のキャリアについても教えて下さい
株式会社リクルートではじゃらんネットやホットペッパービューティ、ポンパレなど、BtoBtoCのサービスを手がけました。ちょうど紙媒体からデジタル媒体に移行していく時期で、大規模で複雑ではありましたが、とてもダイナミックでやりがいも感じました。その後は分離していたサービスとデータセンターを統合するプロジェクトを担ったり、ビッグデータを基盤とした日用商品(ホットペッパーなど)領域の責任者として、新しいテクノロジーの社会実装を手がけました。
―Chatwork株式会社では役員も務めた?
ビジネスチャットというカルチャーが今日のようにインフラ化していない、2016年にChatwork株式会社(現:株式会社kubell)に入社しました。2019年に執行役員、その後に技術基盤戦略室長に就任し、経営目線を踏まえての技術統括を担うようになりました。株式上場やM&Aなど変化の多い時期でしたが、そのような中でもカルチャーづくりや次世代育成にも注力しました。一人の技術者として、またプロジェクトマネージャーとして、さらに役員としての経営の視座も持ちながらキャリアを積み、今年(2024年)秋にSI&Cへの転職を決意しました。
新部署『Cloud Native Unit』で新たな可能性を広げる
―SI&Cに決めた理由を教えて下さい
私はこれまで長くソフトウェア開発に従事してきましたが、ビジネスプロセス全体をDXに進化させていくには、キャリアのスタートであるSI業界で個々の企業の課題に向き合う大切さを実感しているんです。SI&Cは高い技術力とプロジェクトマネジメントを有していて、日本の産業界が大きく変わっていくAI時代において、非常に大きなポテンシャルを感じて決意しました。社名も体制も変わるという会社自体が大きな変革期の中にあり、自分も社内はもとより社会に大きな変化をもたらす可能性のある環境に身を置いて、お客様のビジネスプロセスの進化と革新を支えたいと思い決意しました。
―新たに立ち上げる部署『Cloud Native Unit』について教えて下さい
中長期的な視点でどうSIやAIと共存していくか、そういったテクノロジーのトレンドを明確に掴みながら、お客様にビジネスバリューを発揮していく専門ユニットです。クラウドはあくまでも進化の過程でしかなく、重要なのはどうクラウドネイティブなのかを追究することだと思っています。これまでにない価値を創出するのはもちろん、これからはビジネスの再整理といいますか、業界の構造そのものが変わっていきますので、そういった部分でもリードしていける存在を目指しています。
― 『Cloud Native Unit』に必要な人材像とは?
SI&CはCMMIのレベル5を獲得するなど社内の知見や技術力も充実していますが、外部からの新しい風も求めています。先ほども触れましたが、SI&Cも業界も社会も、大きな変革期に来ています。そういった環境の中で、変化を恐れずに主体的にバリューを提供していけることが大切です。部署としても「SI&CのCloud Native Unitなら必ず新しい提案がもらえる!」と認知させていきたいので、常に「アンラーニング(既存の価値観を取捨選択して新しい知識やスキルを習得すること)」をし続けていける方が合うと考えています。
― 春日さんがこれから大事にすることとは?
新部署を強化することはもちろんですが、個人としてはSI&Cのビジョン『Beyond SI』にとても共感しているんです。どう進化していくか、どのように課題を乗り越えていくか、つまり「Beyond」にこだわり追い求めることがとても重要です。生き残るのは強い者ではなく変化に適応する者だというダーウィンの進化論にもありますが、仕事や働くことを仲間と一緒に楽しみ、面白がって取り組んで行く先に良い結果や解決策が生まれると思っています。変化を恐れず一緒にエンジョイしながら仕事を楽しみ、いろんな「Beyond」を実現していきたいですね。
――ありがとうございました