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Talk 2024.10.04

J.P.コンサルティング株式会社代表取締役の小野裕輝氏(左)と、SI&Cの的射場智之

皆でつくり、分かち合うこと
SI&Cで新たにはじまる「人事制度」のストーリー(前編)

#人事制度#人事#社員インタビュー#リクルート#採用

J.P.コンサルティング株式会社代表取締役の小野裕輝氏(左)と、SI&Cの的射場智之

新生SI&Cが誕生し、事業面のみならず社内においてもさまざまな変革が起こっています。その中でもこれまでと大きく変化しているのが「人事制度」。一言で「人事」と言っても、制度や組織に関することだけでなく、人事部の存在そのものにイノベーションがもたらされました。

今回は新たな人事部の在り方を模索しこれからのSI&Cをつくっていくプランニングを手がけたHuman Resource Group Leaderの的射場智之(以下、的射場)と、当初より本プロジェクトを支えるJ.P.コンサルティング株式会社代表取締役の小野裕輝氏(以下、小野さん)に登場いただき、新生SI&Cの「人事制度」についてお話しいただきました。「前編」と「後編」に分けてお届けします!

目次

新たな人事制度をつくるプロフェッショナル

Q. 人事や組織づくりなどの面で実績を有するお二人ですが、それぞれの経歴を教えて下さい

 

的射場:

元々は営業企画などに携わっていたのですが、図らずして人事部に配属され、それから20年ほど人事関連に携わっています。採用や評価・報酬制度を軸にしながら、ずっと「事業の当事者でありたい」という思いを大切にして仕事をしています。2千名から8千名規模に人員が増える成長期のヤフー株式会社(現LINEヤフー株式会社)で人事に携わった際に、当時の代表と「守りではない、事業や会社を成長させる人事にしたい」という話をし、制度の変更やHRBP(ヒューマン・リソース・ビジネス・パートナー)の立ち上げなどを実施し、成長や拡大に貢献することができました。その後、LINEやPayPayなどでも事業成長に貢献する人事を大事にしながらいろんな経験をさせてもらう中で、SI&Cと出会いました。

株式会社SI&C Corporate Officer / Human Resources Group Group Leader の的射場智之

 

小野さん:

私は新卒でコンサルティングファームに入社し、日本国内における顧客企業のコンサルティングや、海外に駐在して現地に進出した日本企業の支援などに携わってきました。その後転職し、タレントマネジメントを手がけるようになりました。簡単に言いますと、ある会社にどのような人材がどの程度いたら適正かという要員・人件費管理を中心に、人や組織づくりを実施しています。2022年に「ヒトと組織を変革する経営プロフェッショナルファーム」として、J.P.コンサルティングを設立しました

J.P.コンサルティング株式会社 代表取締役 小野裕輝氏

「人事企画」という存在の重要性

Q. SI&Cとの出会いとその時の印象を教えて下さい

 

小野さん:

私は的射場さんより少し早くから関わらせていただいていました。弊社は業界や業種を問わず、人財育成・人事制度などブランディングの観点を含めて、企業の変革期にどう舵取りしていくか、分析から方針出しまで行っています。的射場さんが入社されるまでに下ごしらえと言いますか、当時の株式会社システム情報(現 株式会社SI&C)の現状を分析し、これからのコンセプトや方向性を的射場さんにご提示する役割を担っていました。

 

的射場:

僕が入社して着手すべき事柄が、入社した時点ですでに揃っていて本当に助かりました。一気に解像度が上がった感じです。私自身はヤフーやLINEといった、比較的社名もプロダクトも知名度の高い環境に身を置いていましたが、当社はどちらかと言えば裏方のような存在です。ではなぜその環境に転職しようと思ったのかと言いますと、本当に変化の真っ只中の会社で、伝統がありつつもまさに成長していくフィールドにあって、個人的にもとても面白いチャレンジだと思ったからなんです。小野さんからの資料を見て、その気持ちは確信に変わりました。ものすごいポテンシャルがあって、むしろ「何てもったいないんだ」とすら感じたんです(笑)。

 

小野さん:

同感です。その「もったいない」という言葉に、すべて集約されていると思います。すでに大きな企業ではありますがまだまだ伸びしろがあって、やり方次第でさらに大きくなると感じました。

 

的射場:

SI&Cは具体的なプロダクトがない分、人や組織の成長がそのまま企業の成長に繋がるんですよね。でも入社前の人事部には「人事企画」という存在も考え方も明確にはなかったので、まずはそこを変えていかなくてはならないと考えました。

 

小野さん:

そうですよね。「人事企画」というカルチャーがなかったので、まずは何をキーワードにして、何を体系立てて、それらの理解を促進しアクションに繋げていくかという「設計」がまず求められました。

 

的射場:

その設計のポイントとしては、社員がやりたいこと、お客さまのためになること、そして良いものづくりにダイレクトに向き合いそれらをしっかりと評価していくこと。そうすれば自動的に売上げ・利益も上昇していき、それをさらに還元していく、そんなサイクルを生みだすことを描きました。

 

小野さん:

こういった変革のときは、通例ですと必ずしがらみや制約が出てきてしまいますが、SI&Cさんは一切それがなかったのがすごいです。岩澤社長をはじめ経営陣の方が変革を受け入れてくださり、人事制度もしがらみなく自由にプランすることができたのは大きかったですね。

 

的射場:

本当にそうです。そこで私たちは新しい人事制度について、こんなコンセプトを1つとして掲げたんです。

『皆でつくり、分かち合う』

詳しくは後編でご紹介しましょう。

 

 

――「後編」に続く